こんにちは。浜田(@chanhamadesu)です。
消費税率改正まであと7ヶ月ですが、宿泊施設の皆さまは新料金表の作成準備は進んでおりますでしょうか?
先日2月20日に、某国内OTAさんから以下のような案内が届きました。
【1】販売料金の設定について
■2019年3月末迄に成立した予約分は、宿泊日に関わらず全て8%となります。 これは国税庁が定めた経過措置であり、通信販売など限られた販売方法に適用されます。 楽天トラベル以外での販売につきましては施設様にて経理部門の方や税理士にご確認ください。
■2019年4月1日以降に成立する予約につきまして、従来と変わらず内税で10%の消費税率を 加味した総額での販売料金の設定を行ってください。【2】3/31迄に完了させる料金設定方法
案1> 4月1日に10月以降の販売料金を消費税10%を加味した額へ変更を行う
案2> 宿泊プランをあらかじめ2つ作成し、掲載期間を分けて販売準備を行う 掲載期間:~3/31迄 = すべての期間、消費税8%で設定
掲載期間:4/1~から = 9/30宿泊分まで消費税8%、10/1以降を消費税10%で設定
ということで、内税8%が適用されるのは2019年3月末まで、2019年4月1日からは10%になりますので、販売料金の設定は3月末までに済ませておかないといけません。
そこで、TL-リンカーンで役立つのが「新料金ランク」機能です。
新料金ランクの設定方法などは、上記過去記事をご参照下さい。
税率改正に向けて料金変更を行っている施設様も多いと思うのでメモ。
TL-リンカーンの新料金ランク機能は、
「●月1日以降の料金ランクを新しいものを適用できる」だけではなく、
「●月1日以降の料金ランクは現行のものでは変更できない」という点に要注意。
— ハマダサトシ♨︎宿の宿泊予約WEB販売と大分トリニータのサポーター (@chanhamadesu) 2019年2月27日
なので、TL-リンカーンの新料金ランクを設定する場合は、
・新料金ランクの料金を全て入力
・新料金ランクを適用する月以降の日別ランクを再設定する必要あり。
さらに、既に適用月以降の料金を設定していた場合は、想定していない料金で予約が入らないように確認が必要。
— ハマダサトシ♨︎宿の宿泊予約WEB販売と大分トリニータのサポーター (@chanhamadesu) 2019年2月27日
この機能を使うときに、1点だけ気をつけておかなければいけないのが、
「新料金ランク適用月以降の日にちは、新料金ランクで設定しておいたランクを指定しなければいけない」
ということです。
これをやっておかないと、旧(あるいは現行の)料金ランクで設定されたランクの料金が残ってしまうため、一般的には値上げした料金でなければいけないのに、8%適用時の料金で予約が入ってしまい損してしまいます。
「新料金ランクの設定をしておいたから、もう4月が来ても大丈夫♪」などと安心しないようにしましょう。