栃木・那須塩原の旅館で起きた転落事故に感じる宿側の義務

独り言・個人的意見
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こんにちは。浜田(@chanhamadesu)です。

栃木県・那須塩原の旅館で痛ましい転落事故が起きたことをニュースで知りました。亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

このニュースを聞いたとき、手すりからの落下を防ぐ手立てはなかったのだろうかと思いました。

1つ目は「手すりを補修すること」

この手すりが脆い構造でなければ、手すりが壊れたり、亡くなった方が落下せずに済んだ可能性は高いです。

しかし、「ちゃんとした手すりでも高さが低いと危ないのでは?」という声があがったりする可能性はありますし、ましてや補修するだけでもそれなりの費用が発生するでしょう。

補修できるだけの財務的な体力があったかどうかは私にはわかりませんし、もしかすると、この宿の財政状況が手すりを補修できないほどギリギリだった可能性もあります。

「たかだか●万円程度でしょ?」と事情を知らない方が言い放つのは簡単ですが、その声はその費用を捻出しなければいけない宿にとってはあまりにも酷です。

ですが、今回のような事件がこれまで明るみに出なかっただけかもしれません。

壊れたままの設備をそのままにしておくというのは、宿泊者を安全に受け入れる側としてどうかと思いますね。

もう1つは「手すりに触れさせないようにすること」

壊れているのがわかっていれば、窓を開けさせない、手すりに触れさせないようにする義務が宿側には当然発生します。

注意を促すための貼り紙が確実に宿泊者の目に止まって認識されるようにしているか。チェックイン時に宿泊者に注意を促して認識していただいたか。

「伝えないといけないことが、伝えるべき相手に伝わっているか」ということが重要で、利用者に認識されていない案内は存在していないのと同じですよね。

伝わらないと何かをしても意味がありません。

極論ですが、補修するお金がないのであれば、窓に貼り紙をしてでも最悪の事態は防ぐ必要はあったでしょう。

クチコミ数件程度ならまだやり直しはききますが、何か有事があってからでは遅いです。

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