こんにちは。浜田(@chanhamadesu)です。
栃木県・那須塩原の旅館で痛ましい転落事故が起きたことをニュースで知りました。亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
このニュースを聞いたとき、手すりからの落下を防ぐ手立てはなかったのだろうかと思いました。
1つ目は「手すりを補修すること」
この手すりが脆い構造でなければ、手すりが壊れたり、亡くなった方が落下せずに済んだ可能性は高いです。
しかし、「ちゃんとした手すりでも高さが低いと危ないのでは?」という声があがったりする可能性はありますし、ましてや補修するだけでもそれなりの費用が発生するでしょう。
事情に明るくない方は「手すりを補修するのなんてせいぜい10万円くらいでしょ?」と思うかもしれないけど、大きくない宿はその10万円を捻出するのも大変ということも認識してほしい。
那須塩原市の旅館で男性が転落死 窓に寄りかかったら手すりはずれる https://t.co/CKj660o0Iw
— 濵田聡♨お宿のネット宿泊予約サポーター (@chanhamadesu) 2018年7月6日
補修できるだけの財務的な体力があったかどうかは私にはわかりませんし、もしかすると、この宿の財政状況が手すりを補修できないほどギリギリだった可能性もあります。
「たかだか●万円程度でしょ?」と事情を知らない方が言い放つのは簡単ですが、その声はその費用を捻出しなければいけない宿にとってはあまりにも酷です。
ですが、今回のような事件がこれまで明るみに出なかっただけかもしれません。
壊れたままの設備をそのままにしておくというのは、宿泊者を安全に受け入れる側としてどうかと思いますね。
もう1つは「手すりに触れさせないようにすること」
壊れているのがわかっていれば、窓を開けさせない、手すりに触れさせないようにする義務が宿側には当然発生します。
補修していないこの旅館を庇うわけじゃないし、貼り紙で最低限の対策していたみたいだけど、「こういうことはしないでください」っていう案内は認識されていないと伝わっていないのと同じですよね。
— 濵田聡♨お宿のネット宿泊予約サポーター (@chanhamadesu) 2018年7月6日
注意を促すための貼り紙が確実に宿泊者の目に止まって認識されるようにしているか。チェックイン時に宿泊者に注意を促して認識していただいたか。
「伝えないといけないことが、伝えるべき相手に伝わっているか」ということが重要で、利用者に認識されていない案内は存在していないのと同じですよね。
伝わらないと何かをしても意味がありません。
極論ですが、補修するお金がないのであれば、窓に貼り紙をしてでも最悪の事態は防ぐ必要はあったでしょう。
クチコミ数件程度ならまだやり直しはききますが、何か有事があってからでは遅いです。
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