こんにちは。浜田(@chanhamadesu)です。
先日このブログでも書きましたが、大阪府での課税対象額変更や、京都市・金沢市などで導入が始まった「宿泊税」が該当施設様を苦しめています。
宿泊税とは、各地域の宿泊者または宿泊施設を運営する事業者に対して課される税金。滞在税、客室税、ホテル税などの名目で課税されることもある。
入湯税とは、鉱泉浴場が所在する市町村が、鉱泉浴場における入湯に対し、入湯客に課す目的税たる地方税。
今回は、どの自治体で、宿泊税(ホテル税)や入湯税の支払いが義務付けられているかまとめてみました。
宿泊税(ホテル税)
東京都
- 10,000円未満 非課税
- 10,000円以上15,000円未満 100円
- 15,000円以上 200円
- ただし、2020年7月1日〜2020年9月30日宿泊分は、1万円以上は課税停止
大阪府
- 10,000円未満 非課税
- 10,000円以上15,000円未満 100円
- 15,000円以上20,000円未満 200円
- 20,000円以上 300円
- ただし、2019年6月1日〜宿泊分より、7,000円未満が非課税、7,000円〜15,000円未満が100円
京都市
- 20,000円未満 200円
- 20,000円以上50,000円未満 500円
- 50,000円以上 500円
- ただし、修学旅行などの学校行事で宿泊する場合には免除
石川県金沢市
- 20,000円未満 200円
- 20,000円以上 500円
導入を予定・検討している自治体
- 北海道倶知安町 2019年11月1日(予定)より宿泊料金の2%
- 福岡県 「県は一律200円」「福岡市は20,000円未満200円・20,000円以上500円」のダブル原案
- 神奈川県箱根町 2024年度以降
入湯税
平成28年度課税団体数:975団体
財務省のホームページでは、「温泉を使った入浴施設に行き、温泉に入ったときは、入湯税(市町村税)がかかります。」とありますが、大人扱いになる中学生以上の方は、宿泊すると温泉入浴をしなくても入湯税を支払う必要があるのが一般的です。
法律上、入湯税は1人1日150円ですが、別府市や由布市のように利用の目的・期間・料金によって税率が異なる自治体もあります。
最後に
宿泊税はやっぱり宿泊料金に組み込んでおいたほうが良いと思います。
OTAに手数料をとられちゃうけど、1度しか来ないような話の通じない宿泊者に数10分〜1時間かけて説明するほうがもったいない。
もしかしたらそこからリピーターになるチャンスはあるかもしれないけど。
— ハマダサトシ♨︎宿の宿泊予約WEB販売と大分トリニータのサポーター (@chanhamadesu) 2019年4月8日
以前上記のようなツイートをして批判の意見も頂きましたが、理解してもらえない方にイチから説明をして結局払ってくれず時間だけを使うくらいなら、宿泊税や入湯税は組み込んで時間を短縮させたほうが得策でしょう。
チェックアウト/チェックアウトの応対にかかる時間を大幅に減らすことができるのは、お客様にとっても現場の方にとってもメリットですし、施設にとっても高評価を得られるという可能性があるという点でメリットがありますから。
賛否両論あると思いますが、メリットがあると感じられる方は運用されるほうがよいと思います。