こんにちは。
「大分の旅館・ホテル ネット集客サポーター」浜田(@chanhamadesu)です。
リクルートライフスタイルが送り出す新たなサービス「ホームページダイレクトサービスプラス」が発表されました。先に「こんな宿泊施設さまに向いている」というポイントを挙げます。
・情報の更新・配信は自分たちで行いたい
・パソコンにもスマートフォンにも対応したホームページにしたい
・追加料金無しで多言語表示に対応したホームページにしたい
・公式ホームページと同じデザインの予約エンジンを持ちたい
・これらのことを1つのシステムを導入することで全てできるようにしたい
プラス
・売上の大きな割合をじゃらんnetが占めている
資料を拝見してひととおり話をお伺いしましたが、はっきり言って、これらのことが全てできてで初期費用ゼロ、月2万円(税抜)で利用できるなんてありえません。
ホームページのリニューアルは長くても3年に1回と言われています。月2万円で3年間使い続けるということは、2万円×12ヶ月×3年=72万円(税抜)ということになり、一般的なホームページの作成費に比べると様々な機能が利用できて、このコストは良心的だと思います。
様々な調査結果やデータを元にした効率的かつ合理的なデザインから選べるのは、このサービスの利点です。
その他、Google Analytics(アクセス分析)の利用できるようになっていたり、SEO対策に強いホームページ構成のデザインだったり、今っぽく各種SNSへのリンクが設定できたりします。
逆に、このサービスが不向きだと感じる宿泊施設さまは以下のとおりです。
・じゃらんnetの情報に依存したくない
・ページを多く作りたい
上記写真の※①がついている部分に注目して欲しいのですが、「じゃらんnetとの情報連携コンテンツ」とあります。
特にフォトギャラリー。
これを表示する場合は、販促サポートパックに加入しないといけません。
この機能を使わない場合は、貴重な1ページを放棄するということになります。
そしてクチコミ。
じゃらんnetのクチコミを表示するということは、じゃらんnetで宿泊された方の評価を表示するということです。
これが公式ホームページのクチコミとして表示されるということは、利用者の性質が違うということもあり得ますし、公式ホームページで求めているお客さまを逃す可能性もあります。
※2017/8/10追記※
販促サポートパックを利用していなくても、単独で稼働できるものもあるとのこと。
また、このサービスには作成できるページ数の制限があります(公開できるページ数ではない)。
そのため、表示したい商品やサービスの点数が多い宿泊施設には不向きですし、同じドメインで独自のブログを運用したいという場合にも向いていません。
国内OTAにもAIの風到来!リクルートライフスタイルが、宿泊施設さま向け業務支援サービスを2018年春に提供開始
以前のブログでも書きましたが、あくまでリクルート(じゃらんnet)が提供するサービスなので、どう転んでも結局はじゃらんnetが持つコンテンツやデータを使用するため、じゃらんnet側に優位性があることに変わりはありません。
ですので、本当の意味で「公式ホームページ」で独自性を持ち、売上を上げたいのであれば、ホームページダイレクトサービスプラスに頼らないホームページを作りあげるしかないと言えるでしょう。
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