国内OTAにもAIの風到来!リクルートライフスタイルが、宿泊施設さま向け業務支援サービスを2018年春に提供開始

じゃらんnet
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こんにちは。
「大分の旅館・ホテル ネット集客サポーター」浜田(@chanhamadesu)です。

リクルートライフスタイルが、AIを使った宿泊施設さま向け業務支援サービスの提供開始を発表しました。いずれも2018年春の開始予定とのことです。

これを機に、国内OTAでもAIやビッグデータを使った、様々な業務支援やサービスが生まれてきそうですね。

トリップAIコンシェルジュ

・旅行サイト「じゃらんnet」の予約完了画面から利用できるサービス。
・「問い合わせをする」ボタンをタップするとチャット画面が開き、利用者の質問に対して即時に回答が表示される。
・価格は50室以下で月額1万円、51~100室で月額2万円、101室以上で月額3万円。

300超の質問項目をベースにAIを学習させていき、質問に対して即座に回答できるようにしていくのことです。
お問い合わせにかかる時間やコストを削減できるだけでなく、ご宿泊者がギャップを持たないようになる=クチコミ点数の低下防止につながることを期待しています。
また、じゃらんnetだけでなく、自社サイトなどへの埋め込みもできるようです。

ホームページダイレクトサービスプラス

・予約機能を含めたウェブサイト作成サービス
・月額2万円でスマートフォンなど複数デバイス向けの表示最適化や多言語対応を含め、顧客の要望に沿ったサイト作成をおこなう。
・約1000種類からデザインを選択できるほか、施設・周辺の写真一覧機能やメッセージ配信機能なども提供する。

自社サイト向けの宿泊予約エンジン「ホームページダイレクトサービス」の進化版?といったところでしょうか。
作成できるページ数がどのくらいかはわかりませんが、通常のホームページ作成で高額のコストが必要になることを考えると、月額2万円ならある程度コストを抑えられると思います。
ただ、あくまで「じゃらんnetが提供するサービス」なので、自社サイトのシェアを伸ばしたい宿泊施設さまは、テンプレートに頼らないほうで独自性のあるサイトを準備したほうがよいと思います。

レベニューアシスタント

・需要予測結果から適正価格設定を支援する。
・「じゃらんnet」のビッグデータなどから導出される需要予測データを活用する。

既にリリースされているメトロエンジンや、ブッキングドットコム、エクスペディアなど、いくつかAIやビッグデータを用いたレベニューマネジメント支援ツールがありますが、これらにどこまで迫れるか楽しみです。
ブッキングドットコムとエクスペディアは、管理画面の1機能として無償提供されているので、有料サービスになるならば、じゃらんnetのみで販売されている宿泊施設さま以外は、使用しないところも多いでしょうね。

個人的に楽しみにしているのは、他のサイトでも利用できる点で「トリップAIコンシェルジュ」です。質問に対する回答の内容・速度が高い精度であれば、自社サイトでも安心して利用できそうなのですごく助かりますね。

宿泊施設の生産性向上と旅行業界の付加価値最大化へ 旅行業界に特化した業務支援サービス3商品を提供

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