こんにちは。浜田(@chanhamadesu)です。
海外宿泊予約サイト「Booking.com(ブッキングドットコム)」からの宿泊予約で、高いキャンセル率やノーショーで悩まされている宿泊施設様も多いと思います。中には、キャンセル率が60%を超える施設様もいらっしゃるのではないでしょうか。
返金不可の料金プランやプロモーションを設定されていても、キャンセル率がなかなか減らない・・・
そんなときは、「前払い」のルールを少し厳格にされてみてはいかがでしょうか。
設定方法
Booking.comの管理画面にログイン後、メニューの「宿泊施設」内にある「ポリシー」をクリックします。
ポリシーの中にある「キャンセル&前払いポリシー」項目内にある、フレキシブルの「編集」ボタンをクリックします。
前払い項目の「ゲストへの課金をチェックイン日前に行いますか?」を「はい」、「前払い料金はいつ課金しますか?」を「予約確定後」にして確定させます。
これで、予約後、いつでも、宿泊料金の100%が前払いとして請求され、前払い額は予約後であればいつでも決済することができます。
さらに厳しくする場合は、「フレキシブル」をチェックイン日の60日前以降にキャンセルした場合に、キャンセル料を請求できるように設定することもできます。
デメリットもあります
この設定はキャンセルを抑制し、キャンセル率を下げるのに大きな効果を発揮するでしょう。
しかし、今回のように支払い条件をとても厳しくしてしまうと、予約転換率が著しく下がってしまい、掲載順位も下がり、インバウンド宿泊者の獲得が難しくなります。
キャンセル率がゼロになることはありません。
前払いポリシーやフレキシブル、返金不可などは稼働を上げるため手段として調整し、キャンセルはある程度発生することを見越して、稼働率とADRを目標に近づけることに専念すべきでしょう。
何事もやりすぎると、あとで取りもどすのがすごく苦労しますからね・・・