こんにちは。
「大分の旅館・ホテル ネット集客サポーター」浜田(@chanhamadesu)です。
昨日、H.I.S(エイチ・アイ・エス)より、宿泊予約サイト「スマ宿」を8月末を以って販売終了するとのメールが突然舞い込んできました。
先日、「H.I.S.全Pontaサービス終了のお知らせ」が発表されたばかりですが、今回のリリースはそれよりも早い時期に販売終了するということでの「急に来た」という感じでした。
H.I.S.の運営する宿泊予約サイト「スマ宿」が、8/31(木)を持って販売終了のお知らせが、登録施設に先程メールで行ったかと思います。
今後はグループ会社である株式会社エス・ワイ・エスより、自社直予約を支援するサービス「DRS」(ダイレクト・リザベーション・システム)を提供。
— 川嶋雄司☆旅館のネット販売が大好き! (@maidokawashima) 2017年7月25日
H.I.S.の運営する宿泊予約サイト「スマ宿」。
長年お疲れ様でした。ボクとしても、今まで非常にお世話になったH.I.S.のスマ宿を、8/31まであたたかく見守っていこうと思っております。#HIS #スマ宿 #SYS
— 川嶋雄司☆旅館のネット販売が大好き! (@maidokawashima) 2017年7月25日
川嶋君(@maidokawashima)もこう言っていますが、私もご担当者のKさんとは、スマ宿の立ち上げがきっかけで公私ともに交流ができたので、そう言った意味ではなんだか感慨深いリリースとなりました。
また、このあと紹介するサービス「DRS」の運営会社「エス・ワイ・エス」とエイチ・アイ・エスの資本提携に関するリリースも、同日に発表がありました。
さて、エイチ・アイ・エスがこれから展開しようとしている、宿泊施設さま向けの自社直支援サービス「DRS」ですが、一言で表すと、
直販在庫を、SYS が連携するメディア(=宿泊施設比較サイト、ポータルサイト等)、旅行会社端末に表示するシステム
サービスのイメージ(引用元:https://www.sys.ne.jp/service/drs.html)
というシステムです。
自社サイトを宿泊施設比較サイトに表示するための仲介サービスと考えるとよいでしょう(自社直予約エンジンではありません)。
宿泊施設にとっては「OTAよりも低い手数料で、公式サイトへの誘導および自社直の売上支援」を受けられるのがDRSを利用するメリットです。
本来であれば、マーケティングを行った上で検索エンジンに広告を出稿したいところですが、この場合は予約発生ベースではない上、費用も時間も莫大にかかってしまいます。
一方、DRSの場合はメディアは異なりますが、予約発生ベースでの支払いで済みますので、安価で公式サイトへ誘導したい施設さまには向いていると思います。
気になるシステム利用料ですが、以下のようにサイトによって率が異なっており、従来(スマ宿)の7%から6~10%になります。
8月上旬からはSkyscannerにも表示されるとのことですので、欧米や中国からの旅行客の宿泊予約にも期待が持てそうです。海外サイトからの送客で、利用料が10%というのは少し魅力ですね。
なお、「DRS」の契約ですが、
DRS導入のお手間を最小化するため、下記のDRSサポートデスクに対して 2017年9月22日(金)までに特段のご連絡がない場合は、スマ宿サービスのご利用対象となっていた宿泊施設をご利用対象として、貴社にDRS利用規約(別紙3)を2017年9月22日付にてご承諾頂いたこととさせて頂き、別途正式な導入のお手続きをご案内させて頂きます。
とのことですので、現在スマ宿に参画されていて、DRSが不要となる場合は事前に連絡しておいたほうがいいでしょう。
私は最初、「自社直なのに手数料がかかるなんてナンセンス」と思っていましたが、海外の有力比較サイトから自社サイトへの導線ができるのは「アリ」ではないかなと思い直しています。
もっとも、比較サイトの利用客はそもそもコストがかからないようにするのが目的ですので、今回掲げられている「将来、その宿泊施設の公式サイトに直接アクセス」するのをどのように支援されるのかは未知数ですが、比較サイトへの表示に留まらない自社直支援をお願いできればと感じています。
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