こんにちは。「旅館・ホテルのネット宿泊予約サポーター」浜田(@chanhamadesu)です。
楽天トラベル新春カンファレンスが1月17日の札幌会場からスタートしましたが、そこでサイトの全面刷新(フルリニューアル)が発表されました。
楽天の宿泊施設向け「楽天トラベル新春カンファレンス2018」がスタート。「戦略共有会」では、2001年のサービス開始以来初めてとなるサイトの全面刷新が発表された(PR)。
– https://t.co/H2mIhIQLZG— トラベルボイス編集部(公式) (@travelvoicejp) 2018年1月17日
これを機に国内のOTAも変わっていきそう。
楽天トラベルが初めてのサイト全面刷新、パーソナライズ化とシンプルUIで宿泊施設とのベストマッチングを実現へ -新春カンファレンス2018(PR) | トラベルボイス https://t.co/VK63TfsLfc @travelvoicejpさんから
— 浜田聡♨宿のネット宿泊予約サポーター (@chanhamadesu) 2018年1月17日
詳細について引用元のトラベルボイスさんの記事を参考にしていただきたいのですが、私が注目したのは、ユーザーおよび宿泊施設への「操作の軽減と効率化」という点です。
例えば、宿泊予約では「ホテル・旅館の選択」の後に「部屋タイプの選択」→「オプション(食事やサービスなど)の選択」→「プロモーションの選択」→「予約」の順で予約が行なわれるようになる。
と書かれていますが、これはまさに海外OTAにおける予約の流れです。
日本人の国内旅行でも海外OTAで予約し宿泊されることが多くなっていますので、ひょっとすると「何が食べられる」「どんな個性的なサービスが受けられる」(例えば、豊後牛と関あじが食べられるプランがある)ということは、あまり重要視されていないかもしれません。
しかし、「オプション(食事やサービスなど)の選択」を残したということは、グローバル化を目指しつつも国内OTAらしさを少しは残すかもしれませんね。
プロモーションについても、海外OTAのように「定めた期間に対し、元のプランから●%OFF」という設定になり、楽天スーパーSALEでの新規プラン作成を行う必要がなくなり、プロモーションにかける時間もだいぶ軽減されるかもしれません。
各宿泊施設の紹介ページの中にある、宿泊施設ごとにカスタム可能なセクションについては、htmlをいちから組むのではなく、テンプレートから選べるようにしたり、一度の入力で9か国語の多言語展開も簡単に行なえるようになる。
また、宿泊施設にとっては、これまで楽天トラベルの最大の特徴であった「カスタマイズページ」のやり方が変わり、施設の魅力やウリを即座に表現できるようになりそうです。
去年の楽天EXPOでも今後の方針の中で話されていましたが、これまで蓄積された楽天グループの膨大なサービス利用履歴から最適な宿泊施設を提案するようにもなるとのことですね。
マッチングされることで、お客さまにとっては選択ミスを減らすことができますし、宿泊施設にとっては泊まってほしいお客さまを獲得し、悪いクチコミ点数が入らなくなる可能性が減るのではないでしょうか。
あとは、新規参画される宿泊施設のために、施設情報で特長をキーワード設定で選べるようになるとか。参画の早い遅いで差がついてしまうとフェアではないですからね。
ここ1〜2年でのものすごい取扱高を見せている海外OTAの取り組み方を見て、日本独特のガラパゴス的な仕組みは近いうちに変化していくことでしょう。その流れの旗手として、今回の楽天トラベルの刷新にはとても期待しています。
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