既存の宿泊予約システムが要らなくなるかも?TL-リンカーンのデータを使った自社ホームページ向け宿泊予約システム「TLブッキング」が登場

TL-リンカーン
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こんにちは。「旅館・ホテルのネット宿泊予約サポーター」浜田(@chanhamadesu)です。

シーナッツさんが2月21日に「『TL-リンカーン』に登録された残室や料金を宿泊施設の公式ホームページと連携して予約システムを構築できるインターフェイス『TLブッキング』」をリリースをされました。

TL-リンカーン公式サイトの概要によると

『TLブッキング』は、『TL-リンカーン』にて設定した室タイプやプラン、在庫や料金情報を、公式ホームページで表示させることができ、『TL-リンカーン』へダイレクトに予約することができる新しいサービスです。
『TLブッキング』は室タイプやプラン、在庫や料金情報をデータ部品として提供するため、WEB制作会社側でデータを自由に加工しWEBサイトを構築することができます。トップページから予約完了まで一貫性のあるデザインで、ユーザビリティの高い公式ホームページを提供することができます。

とのことで、宿泊施設様にとってのメリットは

・公式ホームページと予約システムのデザインが統一され、自社ブランドに合ったオリジナリティのある公式ホームページを実現することができます。
・予約システムを自由に構築することができるため、宿泊施設様のお客様に合ったページを作成でき、PDCAサイクルを回して改善することで、予約制約率の向上が見込めます。
・『TL-リンカーン』内の設定で公式ホームページ用の室タイプ、プラン登録、在庫・料金登録が完結するため、作業ステップを軽減することができます。
・公式ホームページから直接残室を更新するため、安心して最後の1室まで提供することができます。

WEB制作会社様にとってのメリットは

・予約システムのデザイン含めたページ制作が可能となります。
・予約制約率向上の具体的な施策まで踏み込んだ、ページ制作を提案をすることが可能となります。
・室タイプやプランのマスタ情報を持つ必要がなく、APIを利用することでリアルタイムの情報を取得することができます。
・室タイプやプランの情報管理、宿泊料金計の計算や在庫管理は『TLブッキング』で行うため、APIの構築だけで簡単に予約システム部分の制作ができます。

とのことです。

「共通在庫サービス」を最大限に活かせそうなサービスが遂に来たという印象ですね。

国産の予約システムは設定項目が多いので、プラン作成および販売が簡単にできる共有在庫サービスが活用できるようになれば、それだけでもTL-リンカーン導入施設さまにとっては大きなメリットです。

また、TL-リンカーンのデータを部品提供するとのことなので、作成したデータを自社ホームページに埋め込むようなイメージでしょうか。

それならばドメインが変わることがないので、「ドメインが変わったから別のホームページに移ったと思った」という、よくある「予約からの離脱」を解消できそうです。

料金や時間といったコストを比較した結果によっては、もしかしたら今導入している予約システムが要らなくなってしまうかもしれません。

・TLブッキングで取得した顧客情報を販促で活用したい場合、管理画面に何か機能があるのか?
・管理画面側でどのように操作するのか
・それをどのように設置するのか
・追加料金が発生するのか

という疑問がありますが、実際の画面を操作できる機会があれば、既存の予約システムとの比較や使用感など追加報告したいと思います。

TLブッキング

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